*このイベントは既に終了しています。
2003年4月に突然あらわれた白装束の集団。
渦巻き模様を貼り付けたワゴン車列で移動する集団として、ニュースで連日報道されました。あれから20年。奇怪な行動で話題をさらった千乃正法会・パナウェーブ研究所とは何だったのか?「教祖」である千乃裕子とはどんな人物で、何を目的として移動を始めたのか? そして彼女に付き従った「白装束の集団」は、何を信じ、何を求めていたのか?パナウェーブ研究所騒動から私たちは何を学ぶべきか?
『白装束集団を率いた女』を出版した金田直久さんが、秘蔵写真、千乃裕子氏の肉声・実家跡地、パナウェーブ研究所の建築図面、書籍に載せられなかった取材秘話、パナウェーブ研究所の現在の活動など、新事実の数々を紹介し、千乃正法会・パナウェーブ研究所とは何だったのかを考察します。
昭和オカルトや陰謀論、カルト問題やスピリチュアル、宗教学に関心がある人は必見の講座になると思います。
○講師の金田さんから一言
『パナウェーブ研究所』……その言葉に多くの人は『ああ、そういえば、昔いたな。白装束を着て、UFOが、電磁波攻撃がとか言ってたヘンな人たち...』きっとそんなことを考えるだけだと思います。事実、“パナウェーブ研究所”は、疑似科学、オカルト、陰謀論、ネトウヨ言説、終末論、集団ストーカーなどなど、昨今話題のコンスピリチュアリティ言説が“全部載せ”の滑稽な団体でした。しかしそこは本来、良識ある大人や若者が多く参入し、生きる意味とはなにかを真剣に問うた求道の場だったのです。そんな求道の場が、渦巻き模様の気味の悪いワゴン車列が連なる“白装束集団”と化していった悲劇的過程、そこに関わり続けた人たちの想いや記憶、そして自己物語を記録しなければならないという義務感から、私は『白装束集団を率いた女』を書きました。白いベールに包まれた謎と真実を皆さんにご紹介したいと思います。
カルト的喜劇/悲劇を一笑に付すのではなく、考察することで見えてくるものを、現代に生きる我々は真剣に議論する必要があります。一緒に考えていきましょう。
※7月1日追記
当イベントのアーカイブ動画を配信することになりました。イベントの数日後に動画をアップしたアドレスをご案内します(期間限定公開)。動画をご覧になりたい方は 動画を希望 と書いて下のフォームからお申し込みください。動画視聴料はイベント参加費と同じく1000円です。よろしくお願いします。
※イベントは無事終了しました。申し込みをしてくださった皆さん、ありがとうございました。
講師
金田直久さん
日時
7月15日(土)18時から2時間程度
参加費
1,000円
講師プロフィール
金田直久(かねだ・なおひさ)
東京都生まれ。都内在住の40代。国内外のスピリチュアル、超常現象の情報を収集・考察する在野の研究家。精神医学、民俗学、歴史学など学際的なアプローチを志向。本書が初の著作となる。宗教に対しては懐疑主義であるが「人はなぜ宗教を信じるのか」ではなく、「私はなぜ宗教を信じないのか」を着眼点にして考察をおこなっている。学生時代に遭遇した「白装束集団騒動」が忘れられず、10年程前から千乃正法会の取材・調査を開始した。そのほか、過去の怪奇事件、カルト事件の〝いま〟を鋭意取材・調査中。
申し込み方法
本イベントは既に終了しています。