俺は研究者の歌(作詞:小隅黎、昭和34年)

  1. 地球の空に現われる 人さわがせなUFOの 正体めざして努力する 俺は研究者
    夜な夜な空に現われる ふしぎなUFOこれこそは 宇宙の船ではあるまいか 俺は愛好家
    宇宙船とは早計な 空に見えるは蜃気楼 気球・飛行機・流れ星 俺は否定論
    流れ星とは頂けぬ ジグザグコースに高速度 あれはたしかに宇宙船 俺は肯定派
  2. 降りて来るのを待ちかまえ 会って話した宇宙人 それは平和の救世主 俺は信仰派
    平和をいうのはよいけれど 証據がなくては何になる あれは宇宙の侵略者 俺は敵意論
    平和か戦さか知らないが まだまだデータも足りないし 結論出すのは早すぎる 俺は慎重派
    いろいろ議論もあるけれど 気球や星とは思えない とにかくそれは現われる 俺は観測者
  3. 宇宙人とは面白い 来ているほうがいないより 人生はるかに楽しみだ 俺は空想派
    面白いとは不まじめな そんな態度でよいものか これぞ地球の一大事 俺は現実派
    はるばる地球へ飛来した 恒星界の宇宙船 原理は光波か重力か 俺は推論派
    それはおそらく宇宙船 世界の人がみているし 証據も山ほどあがってる 俺は考証派
    なかなか議論は尽きないが ところでそれが何になる 学問的には意味がない 俺は科学者だ
    地球を騒がすUFOの 正体めざす努力こそ 焦眉の急じゃあるまいか 俺は研究者
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