俺は研究者の歌(作詞:小隅黎、昭和34年)
- 地球の空に現われる 人さわがせなUFOの 正体めざして努力する 俺は研究者
夜な夜な空に現われる ふしぎなUFOこれこそは 宇宙の船ではあるまいか 俺は愛好家
宇宙船とは早計な 空に見えるは蜃気楼 気球・飛行機・流れ星 俺は否定論
流れ星とは頂けぬ ジグザグコースに高速度 あれはたしかに宇宙船 俺は肯定派 - 降りて来るのを待ちかまえ 会って話した宇宙人 それは平和の救世主 俺は信仰派
平和をいうのはよいけれど 証據がなくては何になる あれは宇宙の侵略者 俺は敵意論
平和か戦さか知らないが まだまだデータも足りないし 結論出すのは早すぎる 俺は慎重派
いろいろ議論もあるけれど 気球や星とは思えない とにかくそれは現われる 俺は観測者 - 宇宙人とは面白い 来ているほうがいないより 人生はるかに楽しみだ 俺は空想派
面白いとは不まじめな そんな態度でよいものか これぞ地球の一大事 俺は現実派
はるばる地球へ飛来した 恒星界の宇宙船 原理は光波か重力か 俺は推論派
それはおそらく宇宙船 世界の人がみているし 証據も山ほどあがってる 俺は考証派
なかなか議論は尽きないが ところでそれが何になる 学問的には意味がない 俺は科学者だ
地球を騒がすUFOの 正体めざす努力こそ 焦眉の急じゃあるまいか 俺は研究者
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