2023年7月27日、兵庫県丹波篠山市今福に住む畑利清さんの田んぼで、UFOの着陸跡らしきものが発見されたと丹波新聞のサイトなどで報道された。
記事によると、田んぼでは稲が枯れ、等間隔に5か所、直径3メートルほどの楕円形のサークルが確認された。
畑さんの友人は「UFOが着陸したんとちゃうか」と話し、畑さんは「もうちょっとうまく着陸してくれよ」と眉間にしわを寄せ話した。
稲の病気「いもち病」ではないかと心配し、JA職員に見てもらったところ、病気や害虫の影響はなく、除草剤の可能性が高いと診断された。
この新聞報道をきっかけに、現地調査を行うことにした。
隕鉄と宇宙??不思議な土地、丹波篠山市
兵庫県丹波篠山市今福は、兵庫県の中央部に位置する田園地帯である。
この地域は、宇宙からの隕鉄が山中に落下したことでも知られており、UFOとの関連を感じさせる不思議な土地であった。
この隕鉄は「岡野隕鉄」と呼ばれています。
1904年(明治37年)4月7日午前6時35分ごろ、大きな雷鳴のような音が響き、畑勝蔵さんが寺の裏山に何かが落下するのを目撃した。
現地に駆けつけると、樫の木が裂け、根元には直径20cm、深さ80cmの穴がありました。そこには黒い石のようなものが突き刺さっており、畑さんはそれを掘り出のである。
この隕鉄は京都大学に寄贈され、現在も同大学で保管されているのだ。
現在、隕鉄の落下地点は整備され、地域活性化のために石碑や説明看板が設置されている。
今回の着陸痕らしき跡があった田んぼは、この畑勝蔵さんの孫が所有しているとのことだ。
現場周辺での聞き込み取材
現地で聞き込みをしていると同様のUFOの着陸跡の様なモノが出現したことがあるという人物に出会った。
少し挙動不審に「自分も被害を受けてるよ」と語った。
そして、UFOの着陸跡が現れた田んぼを教えてもらい向かった。
ちょうど、現場の田んぼにつくと作業してる方がいた、それが畑さんだった。
畑さんは、UFOの着陸跡について聞くと「ビックモーターだよ、ビックモーターだよ」と話し始めました。
詳しく聞くと、それは農薬による枯れ跡だというのだ。
当時、ビックモーターが街路樹を農薬で枯らす事件が連日報道されていたこともあり、このようにたとえられた様だ。
数週間前では今よりも小さな痕跡だったが、徐々に拡大していったのである。
心配になり、JAに連絡して確認してもらった結果、除草剤の可能性が高いという事でした。枯れた正確には稲の土壌の成分分析をしない限り原因は特定できないとのことでした。
悪質ないたずらとして警察に被害届を提出したそうだ。
その際、知り合いの新聞記者に話したことで今回の記事が掲載されたのである。
地域で同様の事が発生している話しを聞いたのでたずねると、畑さんは不思議がりながら「そんなことはない」と否定しました。
また、「今回の犯人は、おそらくこの地域の人ではないか」と話したのである。
近くの隕鉄の落下地点を見に向かっていると、一台の車がゆっくりと近づいてきた。
車が横に停まり、窓が開くと、「自分も被害を受けている」と話していた男性が、「何か分かった?」と聞いてきたのである。
その後もその男性は取材中、こちらの様子をうかがっていたのであった。
今回の事件の犯人はだれだろうと取材し終わり思ったのである。
おかゆう記