外部有識者も集めて協議した結果、2024年の超常10大ニュースを以下のとおり選定しました。
【2024年 超常10大ニュース】
○超党派UFO議連が発足(6月)
6月6日、超党派の国会議員でつくる「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟」が、国会内で設立総会を開いた。会長は浜田靖一自民党国対委員長が務め、幹事長に小泉進次郎議員、副会長に立憲民主党の原口一博議員や無所属の前原誠司議員など党派を越えた議員が参加している。5月29日付『朝日新聞』朝刊「「UFO放置安保上問題」」及び同日付『産経新聞』朝刊「超党派UFO議連発足へ」及び6月7日付『読売新聞』朝刊「UFO議連超党派で設立」、『サンデー毎日』10月13日号「政府がUFO現象解明に動き出す日がやってくる!?」に関連記事。また5月30日付『産経新聞』朝刊「UFO対応「万全期す」」によれば、林官房長官は議連設立に関連し29日の記者会見にてUAP「対応に万全を期す」と応えた。
○トランプ再選、物議をかもす人物が続々と閣僚候補に。中には陰謀論者も(11月)
反ワクチンなどの陰謀論を唱えていたロバート・ケネディ・ジュニアが、トランプ次期政権の保健福祉省長官に指名された。またアメリカの資金で生物兵器を開発している研究所がウクライナにあるとか、ウクライナへの侵攻は正当だなどと、ロシアのプロパガンダに近い主張をしたタルシー・ガバード下院議員が国家情報長官に指名された。
○ヨコザワプロの「心霊現象」を分析した論文が話題に(8月)
6月21日、ヨコザワ・プロダクションの心霊現象を撮影した「新・三茶のポルターガイスト2」が公開された。しかし映画にも登場し、現象を科学機器で検証した明治大学情報コミュニケーション学部講師小久保秀之は8月に検証論文を発表、現象は「ヨコザワ・プロダクションによる演出」と結論した。なお、論文では「やらせ」「捏造」という言葉は使用されていない。
○オカルティック怪奇バトルアニメ『ダンダダン』がヒット(10月)
ウェブコミックサイト『少年ジャンプ+』(集英社)に連載中の、幽霊の存在を信じる女子高生とUFOの存在を信じるオタクの少年が怪奇現象と戦うオカルティック怪奇バトル漫画「ダンダダン」(龍幸伸)が人気となり、最新話の更新ごとに100万閲覧を突破、アニメ化されて10月4日~12月20日までテレビ放映された。
○米国で謎のドローン目撃が相次ぐ(12月)
11月からアメリカ各地で目撃が相次ぐ不審な飛行物体について報道。目撃情報は、11月18日にニュージャージー州で複数の報告が警察に寄せられたのを皮切りに、ニューヨーク州やペンシルベニア州フィラデルフィアなどの沿岸地帯に広まり、計5000件にも達した。ニューヨーク州の地方空港では、一時滑走路が閉鎖された。他方12月14日にはFBIと国土安全保障省の担当官などがオンラインで記者会見を行い、「多くは有人飛行機を誤認したものだ」と述べた。
○イルミナティカードの日本語版が発売(12月)
1994年にアメリカで発売され、その後数々の世界的事件を預言してきたと話題の「イルミナティニューワールドオーダー」日本語版が12月に発売された。
○超常関連著名人の訃報
2024年に逝去した超常関係の著名人には霊感があると言われたかしまし娘の長女正司歌江(3月19日)、と学会会長を務めた山本弘(3月29日)、1966年にアポロ8号で人類初の月周回飛行を行ったウィリアム・アンダースが(6月7日)、精神世界関連の書籍も編集した編集工学者松岡正剛(8月12日)、神話や伝説などに関する著書が多数ある宗教学者の斎藤英喜(9月4日)、今年6月に『古墳』を刊行した考古学者松木武彦(9月21日)、サブカルチャーやオタク文化などの評論で活躍し、『新・UFO入門』の著書もある唐沢俊一(9月24日)、『朝日新聞』夕刊に「小泉信一の昭和怪事件」を連載していた小泉信一(10月7日)、怪奇漫画家の楳図かずお(10月28日)、石原慎太郎を隊長とする「国際ネッシー探検隊」やオリバー君招聘に関わった康芳夫(12月2日)がいる。
○ノルウェーの王女が、シャーマンと結婚(8月)
動物や天使を話ができると述べるノルウェー王女マッタ・ルイーセが8月31日、アメリカのシャーマンデュレク・ベレットと結婚。
○ナスカの地上絵、AIで発見(9月)
山形大学の研究チームはAIを活用した新たな地上絵303点を発見した。
○危ないワクチン販売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭とうたう『私たちは売りたくない!』(チームK、方丈社、9月発売)がヒットし、ワクチンに疑問を持つ人たちに広く読まれている。しかし、同書で批判されている明治ホールディングス傘下のMeiji Seikaファルマが調査をし、12月にチームKなるものは社内に存在しないと発表した。反ワクチン活動をしていた一人の社員が実際の著者であるようだ。
アンケートにお答えいただいた皆さん、ありがとうございました。